2016/09/09
あとで読む横浜出身のtaa.が『かをり』ではなく、あえて『小川軒』のレーズンウィッチを紹介してみる
本当は横浜市民のソウルフード『かをり』のレーズンサンドを紹介したいのですが、心を鬼にしてあえて、東京目黒の老舗洋菓子店『小川軒』のレーズンウィッチを紹介したいと思います。
ちょこちょこ記事中に『かをり』の名前が出てきますが気にせずお読み進めて、できれば『かおり』と『小川軒』の味を食べ比べてみてください。
日本の元祖レーズンサンド
いきなりですがこちらが『小川軒』のレーズンウィッチです。
ぎっしりレーズンが詰まったクッキーの照り具合。
創業者の方が戦後に店の再建をしている時に将来のレストラン業を見据え、物販の洋菓子に力を入れ生まれたのがレーズンウィッチ。
レーズンウィッチという名前は開発の際フランスの洋菓子の影響を受けたため、サンドウィッチから取って『レーズンウィッチ』としたそうです。
現在小川軒は長男の方が代官山の本店(レストラン)を引継ぎ
- 次男 目黒・新橋 巴裡小川軒
- 三男 御茶ノ水 小川軒
と暖簾分けされています。
なので、それぞれの小川軒で初代が開発した『レーズンウィッチ』を楽しむ事ができます。
ちなみに鎌倉にある『鎌倉小川軒』は親戚の方が運営されているそうです。
『小川軒』のレーズンウィッチ以外で有名なのは北海道帯広『六花亭』のマルセイバターサンドがあります。もちろん横浜『かをり』のレーズンサンドも負けずに有名ですが。
その六花亭のマルセイバターサンドは当時有名だった小川軒のレーズンウィッチを参考に開発したそうです。
ちなみに、小川軒のレーズンウィッチがショートニングをクリーム使用してサンドしているのですが、マルセイバターサンドはホワイトチョコレートとフレッシュバターで作ったレーズンバターを使用しています。
レーズンウィッチの食べ方
それではレーズンウィッチを食べる時の正しいマナーを紹介してみたいと思います。
基本マナー
まず1つ目は職人の手によって包まれたかどうかはわかりませんが、丁寧に包まれたビニールの包装を剥がして…
ぱくっ
って行っちゃってください。
小川軒の歴史、クッキー、クリーム、レーズンのコラボレーションをお口の中全体で味わってください。
『かをり』のレーズンサンドはこれにプラス『港町横浜の文明開化の味』がお口の中いっぱいに広がります。
応用マナー
そして2つ目の食べ方は小川軒の職人の手によって作られたレーズンウィッチをあえて…
ぱっかーん
て、開きます。決してあのCMをパクったわけでわありません。
ここで大切なのは『恥ずかしがらずにぱっかーんて言う』事です。
ぱっかーんとレーズンウィッチを開らくと上の画像のように片側にクリームとレーズンがくっついている…ので…
あれー!
り、両側にレーズンとクリームがくっついてきちゃう…。
本当はクリームが付いていないビスケットでクリームとレーズンをすくって食べるんです!本当です…かをりのレーズンサンドではそーやって食べてたんです!
子供の頃『かをり』のレーズンサンドが出てくると、レーズンサンドを開いてレーズンだけを取り除いて食べてレーズンだけを残して親に怒られてました。
レーズンサンドを見るといつも話します(笑)
レーズンウィッチを食べる時taa.は絶対に牛乳と一緒に食べます。コーヒーでももちろんいいですが、牛乳と一緒に食べるレーズンウィッチはまた格別です。
寒い時期はホットミルクなんかと一緒に食べたら美味しそうですね。
レーズンウィッチの購入方法
レーズンウィッチの購入方法は3つ
- インターネットで購入
- 店舗で購入
- 百貨店で購入
インターネット購入
インターネットで購入できるのは御茶ノ水小川軒と鎌倉小川軒。
鎌倉小川軒レーズンウィッチ通販
レイズンウイッチの御茶ノ水小川軒の通信販売サイト。
目黒新橋 巴裡 小川軒はインターネット購入予約購入ができます
店舗で購入
小川軒の住所を一覧にしてみました。
店舗名 | 住所 |
---|---|
代官山 小川軒 | 東京都渋谷区代官山10-13 |
目黒 巴裡 小川軒 | 東京都目黒区目黒本町2-6-14 |
新橋 巴裡 小川軒 | 東京都港区新橋2-20-15 |
御茶ノ水 小川軒 | 東京都文京区湯島1-9-3 |
鎌倉 小川軒 | 神奈川県鎌倉市御成町8-1 |
まとめ
本店代官山小川軒から暖簾分けしている御茶ノ水、目黒・新橋、鎌倉の小川軒。
レーズンサンドの味はそれぞれ若干違うそうですが、元祖『小川軒』のレシピを暖簾分けという形で受け継いでいます。
- 東京の『小川軒』
- 横浜の『かをり』
- 北海道の『六花亭』
口コミでは北海道の六花亭も人気のようですが、まずは『小川軒』のレーズンウィッチと『かをり』のレーズンサンドを食べてから『六花亭』のマルセイバターサンドを語ってもらいたいものです。
小川軒を食べれば戦後オーナーの歩んできた料理への情熱、かをりを食べれば港町横浜の文明開化の味を堪能できます。